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子供のウィルス感染症

Q11風疹はどのような症状ですか?

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 風疹ウイルスが飛沫によって経気道的に感染後、上気道粘膜、所属リンパ節で増殖し、ウイルス血症を起こします。感染後、約2週間で発症します。発熱、発疹、リンパ節腫脹などの症状がほぼ同時に出現します。発疹は粟粒大の丘疹で、全身に出ますが、数日で色素沈着を残さず消失します。眼の結膜充血が特徴的です。多くの例で、口腔内にForchheimer spots(フォルヒハイマー斑)という点状紅斑・紫斑が見られます。治療は対症療法です。
 妊娠20週までの抗体を持たない妊婦さんが感染すると先天性風疹症候群(CRS)の発症の危険性が高いので、妊娠を希望する場合は、抗体の有無をチェックし、予防接種を受けて、かからないようにすべきです。なお、予防接種後2カ月間は避妊が必要です。

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