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膠原病と類縁疾患

Q12限局性強皮症の自然経過について教えてください?

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 海外のデータになりますが、限局性強皮症では3-5年で約50%の患者さんで病気の活動性がなくなると報告されています。一方で、長期間にわたり病気の活動性が消失していた後に、再び活動性のある病変が出現する場合もあります。特に小児期発症の線状強皮症では再発率が高く、長期間にわたり注意深く経過をみていく必要があります。こうした事実からもわかるように、限局性強皮症では継続的に病気が緩徐に進行していくよりも、再発を繰り返しながら階段状に病変の範囲が広がっていく(ある時点を境にはっきりと症状が悪化することを繰り返す)場合が多いです。

限局性強皮症


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