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膠原病

Q17どんな治療がありますか?

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 現在のところ、全身性強皮症を完全によくする薬剤はありません。しかし、あきらめないで下さい。最近の進歩によって、ある程度の効果を期待できる治療法は開発されてきました。特に発症から5~6年以内の「びまん皮膚硬化型全身性強皮症」では治療の効果が最も期待できます。
 代表的な治療法として、(1)副腎皮質ステロイド少量内服(皮膚硬化に対して)、(2)シクロホスファミドパルス療法(肺線維症に対して)、(3)プロトンポンプ阻害薬(逆流性食道炎に対して)、(4)ACE阻害薬(強皮症腎クリーゼに対して)、(5)ボセンタン、アンブリセンタン、シルデナフィル、タダラフィル(肺高血圧症に対して)などが挙げられます。
 一方、前述した「限局皮膚硬化型全身性強皮症」では皮膚硬化の範囲も狭く、重い内臓病変もないため、症状を抑える治療法(対症療法)が主体となります。しかし、逆流性食道炎は高率に合併しますので、これに対してはプロトンポンプ阻害薬を用いた治療を行う必要があります。

全身性強皮症


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