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膠原病

Q20皮膚潰瘍にはどのような治療をするのですか?

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 全身性強皮症では、特に冬に、指先などに潰瘍ができます。この潰瘍は痛みが強いので、全身性強皮症患者さんにとっては大問題です。全身性強皮症では、血管の内腔が狭くなるため、血液の流れが悪くなり、酸素が充分に運ばれないために、指先などの皮膚が死んで潰瘍ができます。時には、指先が黒くなって壊疽と呼ばれる状態になることもあります。また、手指以外にも足などに潰瘍が生じることもあります。
 重症の皮膚潰瘍を治療する上で最も重要なことは、入院して潰瘍ができている場所(手が多いのですが)の安静をとることです。家にいるとどうしても家事などをしてしまいますので、なかなか良くなりません。まず入院して患部の安静をはかることが重要です。次に薬物療法ですが、血管拡張薬と呼ばれるお薬を多数組み合わせて治療します。この場合に注意することは、これらのお薬は血管を広げる作用を持っていますので、顔が火照ったり、頭痛がしたり、ふらついたりすることがあります。このような副作用は特に全身性強皮症患者さんで多くみられます。そのため、全身性強皮症の患者さんには、少量から開始して、副作用の有無を見ながら量を増やしていく必要があります。

全身性強皮症


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