各委員会情報

委員会からお知らせ

 2022年6月にJAK1/2阻害薬(バリシチニブ)が重症円形脱毛症に適応追加されました。これに続いて2023年9月には、新たにJAK3/TECファミリーキナーゼ阻害薬(リトレシチニブ)が重症円形脱毛症に保険適用のある新規薬剤として販売開始となりました。これらの薬剤の使用には、正しい診断、適切な重症度判定、病態の把握、さらには安全性の担保が必要です。従って、JAK阻害薬のアトピー性皮膚炎に対する使用における安全性を担保するための本学会ホームページ,”JAK阻害薬の使用に関して”に記載のある要件(下記、およびリンク)を満たした上で、下記にある安全使用マニュアルを確認の上、必要に応じて届け出を提出いただいた上で使用いただきますようお願いいたします。

 

安全使用マニュアル

円形脱毛症 安全使用マニュアル(バリシニチブ).pdf

[2022.7.4誤植修正] 

 

円形脱毛症 安全使用マニュアル(リトレシチニブ).pdf

[2023.9.27公開] 

 

JAK阻害薬の使用に関して

 

乾癬の分子標的薬のように承認制度は設けないが、薬剤の特性上、下記の要件を満たした上で届出をご提出いただき、使用してください。

1)皮膚科専門医が常勤していること
2)乾癬分子標的薬安全対策講習会の受講履歴があること
3)薬剤の導入および維持において近隣の施設に必要な検査をお願いできること

・使用に際しては、各種届け出のページにある書式に必要事項をご記入の上、日本皮膚科学会事務局へ届出ください。

※1.乾癬の分子標的薬承認施設の場合、原則届け出は不要としておりますが、ご使用の際はe-learningの受講等を推奨しておりますので、よろしくお願いします。

※2.アトピー性皮膚炎のJAK阻害内服薬使用に関する届け出を提出している場合も、お手数ですが、別途ご提出をお願いします。

※3.円形脱毛症(バリシニチニブ)に関する届け出を提出している場合、リトレシチニブに関する届け出は不要となりますが、使用の際は必ず上記安全使用マニュアルを熟読してください。

導入希望のクリニック(乾癬の分子標的薬使用の認定を受けていない病院も含めて)の届け出について

・乾癬分子標的薬安全対策講習会をマイページのE-learningから受講ください。

 

E-learning「安全対策講習会」「円形脱毛症」受講方法についてはこちら

eSchool「使用上の注意」受講方法についてはこちら

ガイダンスについてはこちら

 

医療過疎地域における届出条件の緩和

円形脱毛症に対するJAK阻害内服薬の届出に関し、
大学などの基幹施設から医療過疎地域にある外勤先の総合病院に医局員を派遣していて、その外勤先でJAK阻害内服薬の使用を希望する際は、
「皮膚科専門医が最低週1回は外勤先の総合病院に勤務しており、診断や皮膚科的な評価は間違いなくできる体制であり、その他の平日は内科の常勤医などが副作用等に対応して下さる」場合には、
その旨を明記したうえで、常勤の専門医が在籍していなくても、届出を可能とします。

 

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