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白癬(水虫・たむしなど)

Q21市販の水虫薬は病院でもらう薬とどこが違うのですか?

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 足白癬であれば、市販されている水虫薬でも治すことができます。病院で処方する外用薬と同じ主成分の水虫薬が数多く市販されています。ただし市販薬は白癬菌に効く主成分だけでなく、クロタミトンやジブカインなど痒みなどを止める成分も配合されているため、病院で処方される薬よりかぶれる頻度が高いです。また足白癬に十分な治療を行うためには、症状がないところを含め、両足に1日1g、1か月に30g程度の外用が必要です。市販薬は保険が効かないため高価ですので、どうしても症状のある部分だけ治療するなど、中途半端な治療に終わることが多いようです。足白癬とよく似た皮膚病の鑑別を含め、皮膚科専門医で診断を確かめてから、十分な治療を行ってください。市販薬の積極的な効用としては足白癬の予防や再発予防の目的で使うことでしょうか。これは予防的使用が保険で認められていないためです。

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