産毛が生えている所に生ずる白癬を生毛部(せいもうぶ)白癬と呼び、生毛部白癬は股に生ずる股部白癬(インキンタムシ)と股以外の所に生ずる体部白癬(ゼニタムシ)に分かれています。生毛部白癬の特徴は円形~楕円形、あるいは環状の発疹で、輪の中は治っているように見え、しかも痒みを伴うことです。痒みを伴うため、しばしば湿疹と誤診され、ステロイドの塗り薬が使用され、かえってひどくなることがあります。体部白癬は白癬にかかったペットから感染した場合と格闘技などの選手間ではやっているトリコフィトン・トンスランスによる感染が多いです。