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白癬(水虫・たむしなど)

Q23爪白癬(爪の水虫)とは何ですか?

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 足白癬というと、痒いイメージがありますが、爪白癬は痒くなることはありません。爪の症状には色々ありますが、一番多いのは爪が白~黄色に濁って、厚くなることです。そしてその爪の下がボロボロになるのも大きな特徴です。爪白癬は爪の先端から始まり、徐々に根元のほうに拡大することが多いです。また爪の先端から縦に黄白色の筋ができることもあります。通常は見た目だけの問題ですが、爪が分厚くなると、靴にあたって痛くなったり、歩きにくくなったりすることもあります。そして何よりも白癬の感染源になりますので、治療をするべきです。ただし爪白癬になると原則として飲み薬でないと治りませんので、足白癬の段階で治しておいた方がよいでしょう。なお爪は外傷等で様々な変化が起きますので、爪の病変すべてが、爪白癬ではありません。特に手の爪だけの爪白癬はないといってもよいくらいです。

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