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白癬(水虫・たむしなど)

Q29足白癬で死亡することはありますか?

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 白癬菌が内臓諸臓器に寄生することはまずありませんので、白癬そのもので死亡することは通常ありません。しかし足白癬、特に趾間型の足白癬では、しばしば指の間の皮膚に亀裂やびらんができ、ここから細菌が侵入して、蜂窩織炎(ほうかしきえん)などの細菌感染症をおこすことがあります。実際、蜂窩織炎の好発部位は足背、下腿ですが、その多くは、足白癬による皮膚の損傷部から細菌が感染したものです。これが発展して壊死性筋膜炎をおこすと死に至ることがあります。特に糖尿病の患者さんでは重症化しやすいので普段から足白癬、特に趾間型の足白癬の治療をしておくことが大切です。

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